お前は最高だ。いや、言い過ぎた。お前は最低だ。言い過ぎた。お前はそんなもんだ。何か足りない。

静かな毎日。淀みをぷかぷか漂うゴミ。彼は昔何だったのか。誰も知らないし、興味もないし、まあえんちゃう?

この休日。朝から晩まで夕日が浮かぶ国。あの色。何も望まない。

意味なんてありません。あなたの心の動きそのままにこの世界は作られてきました。これからだってそうです。嘘です。いや、本当は、あれ?どうだったっけな。

 

 

 

大丈夫だ。大丈夫。犬文天。太又¥。

少しだけでも光を感じるなら飛んで向かう虫になれ。無視しろ。蒸しまくれ。ほっかほかやで。

そんな奴関係無いね。お前は素敵だ。それ以外関係ないね。汚いものは見ない。大切な人の笑顔だけを見る。

 

どうしてだろう。意味がわからない。別にいいじゃない。

僕には価値がない。と言いつつ全然そんなこと思ってない。と思う。危機的状況が来れば這ってでも生きようとするだろう。そんな程度の奴なのになぜ?

誤った自己像。それは鏡ではない。でも勘違いしていた期間に本来の僕は干からびてしまいました。この殻は棺桶。おーナイススマイル。好青年型棺桶。こりゃあ売れるぜ。

残暑。台風。昼間のゴキブリ。そのすべてに意味があったのだけど、今はないね。ハエ叩きで、パシッ。慣習的に。信仰?そんなの自ずと起こるからほっとけよ。信仰の一番の邪魔は宗教だね。神様にお会いするときはひとりで。そうでしょう?僕は知っている。人が人に神様の言葉を伝えるなんてことが果たしてできるんだろうか?ていうかしていいの?そんなん。それは神様じゃなくてお前だよ。鏡見ろよ。ああ、そうだった。

それで本当に空洞だったら?

 

地表の熱が宇宙に逃げていく。9月の空が一番青いと思う。

始まらないお話。終わらないお話。それってお話?ただあるだけだよ。何も感じず、何も思考せず。そうやって生まれる言葉。それって言葉?ただあるだけ。これは何だろう。

意味はあるのか。意味はいるのか。うるのか。えるのか。おるのか。折って別の形になるのか。何通りもの形。鶴に船に人に。何にでもなれるさ。何にもならなくていいのさ。差。さあ。さあ?

あっはは。そんな風に笑う。見えなくなるまで泳いで行った。君は誰だったの。

悲しくなんかない。人間なりそこないの間抜けのコントしか俺は知らない。それで十分だろう。

雨がきれいだと思う。あの時もきれいだった。いつもそうだった。それだけでよかった。でもそうはできなかった。どうして。理由が欲しかったんだね。どうして。悲しくなりたかったんだ。どうして雨が降っているの?さあ、知らない。

一緒になって跳ねていればいいな。あの傘を忘れる。今すぐに、明日には、そのうち、ぽかん。大事な大事な何かを忘れる。何かがあったような、そんな感じだけ残して生まれ変わる。よくある話だろう。

忘れたいことの多さにげんなりする。僕はどうしてこんなに下手くそなのだろう。いらない存在だという自覚がある。なのにどうして。

どこから湧いてくるのか、行き場のない怒りや恨み。誰も悪くはないのだから。今死ねばそのまま妖怪になるだろう。

みじめだ。どうしようもなく。ただ自分の毒でのたうちまわる夜。苦しい。吐き出したい。でも誰も見ないでほしい。ほんとは背中をさすってほしい。でもやっぱり見ないでほしい。あなたはわかってくれないから。

言っても無駄。そう、大事な時期にいなかったあなたたちの適当さを知っている。圧力で誤魔化そうとしたことも。笑い話にしてほしいことも。僕は黙って泣いていた。

真っ青。あの時も見ていた。人口衛生が見えた。遠ざかっていく。今の僕には何も無くて、だからどこへでも行けそうな気がしてて、でもまだここにいる。また始まるのか。きっと新しいよ。今ならまた勘違いできそう。でもまた我に返るだろう。そうだ、いらないんだったって気づいてしまう感じ。

荒野と地平線。土埃。太陽の無い青空。セットみたいな。音と匂いはいいや。

懐かしい音楽が錯覚していた毎日に連れ戻す。ずうっと勘違いしてればいいものを、馬鹿な僕はすぐ我に返ってしまうよ。これが本当の馬鹿。

涼しいね、今年は。また写真が撮りたいな。そう、ページを復元しようと思うんだ。いつの間にか消えちゃってたけど、別に消すつもりもなかったし。でもなぜかパスワードが合わない。

誰もいない。それでいいから。だってどうしようもないんだから。ポンコツなんだ。でも頭の中は夢でいっぱい。穴を埋めよう。花を詰め込もう。それで、どうするの?どうもしないさ。そういうものとして愛でよう。名前がつく前に遮ってやろう。いりません全然だから、だから。

そういう何かになりたい。

そのまま前を見て歩いていく。最低でも足元しか見てはいけない。最高が前で、中々いいのが上で、最低が足元。それでも上出来だ。

僕は自分を殺すことに慣れすぎて、魔物になってしまったよ。だからひとりで居たいんだ。絶対に逃げてね。

笑顔を思っている。悲しみを乗り越えた後の朝焼けに染まる。もう大丈夫。君に起こる全てが物語になる。

心配されることでしか関われない。それは関わってなんかいない。触れていない。僕は人間そっくりの何か足りない物。

思考も感覚も鈍くなっていく。このまま消えてしまえばいい。誰も気づかないうちに。あれ?そういえば何か忘れてる?いえ、忘れてなんかいません。そのまま行ってください。

でもどうして喋り続けてるんだろう。本当は?

そんなこと言い出したらキリがないね。本当はホントしょうもないね。僕は自然とこうなって、ここにいる。なぜか生きてるんだ。意味も何も無い。

そうなんだ。生きてる。ごめんなさい。それ以外何もできないよ。

久しぶりに坊主にする。視界が広くなる。気分はあまり変わらない。

やっぱり僕が外に出ないと雨が少ない。いいことだ。みんな夢中になって花とか人とか撮れる。とてもいいこと。

みんなが夢中になって暮らしていれば別になんでもいいのさってあの歌詞の気分を今になって知る。

気づいたら消えてたページ。普通だけど僕だけが見ていた景色。懐かしいあれこれ。

作り直そうと思えばすぐにできるはず。でもいいかな。きっとそういう時なんだよ。タオル投げてもらったんだ。

こんなに長い間誰とも連絡を取らないなんて初めて。ラインも電話も全然気にもしない。きっとひとりぼっちになった時初めて学ぶのだろう。うっすらわかってるけど、疲れちゃったんだ。

まともだったらよかったなあって悲しい時がある。欠けてるとこにしか目がいかない。ずっとずれてたんだなって。何も、誰も悪くないけど、だからこそ行き場もない。

この世の終わりまで覚めない夢が見たいな。でもきっと痛い思いをするだろう。わかってるから寝かせて。

全てに鈍感になれるような夢の中にいたんだ。迷惑かけても気づかない。何もかもが都合のいいメッセージに変わった。

こないだね、家の中に燕が迷い込んで来たんだ。でもそのこともあまり引っかからない。

忘れることが僕にできる最高のやさしさ。僕の心配は汚いもの。いらないもの。人間になんてなれそうもない。

去年の今頃はキラキラ輝いてたよな、と振り返ってみたらそんなこと全然なくて、薄汚い子泣きじじいがいた。夢を見てたんだ。これから見えなかった全てが返ってくる。なるべくしてこうなった。そう実感できる。

壊れていく。真っ白な朝。このまま夕焼けまで潰す。

エピローグがなげえ。最初からエピローグ。これからもエピローグ。何のための。