よく晴れてる。消えかけの飛行機雲のすぐ隣に並んで新しいのが伸びていった。

どんなに苦い内容でも、話してくれることがまずはうれしいんだ。僕はこんなにも気づけないから。お調子者だから。でも、何度もごめんだけど、僕のわがままを許してほしい。来るなって戻されてもまた潜って探すよ。苦しくても辛くてもあきらめない。

涙が出そうになった。泣きはしなかったけどね。君のやさしさはたしかにそういうものだった。思い出す。誰一人傷つけない。また騙されてしまった。