昨晩出されたサイダーみたいな日本酒についつい飲まれてしまう。寂れた地方の商店街、締めのちゃんぽん、ハイライトの味。ゆらゆら揺れている。目が覚めるといつもと違う雰囲気。固い床の感じ。脱衣所さんおはよう。

雨がトタン屋根を叩く音が聞こえる。天気予報に勝ってしまったことを知る。ぬるくなったお湯に浸かり、部屋に戻って二度寝した。

近所を歩く。もう活気の戻らない風俗街を通って、本屋で目についた本を買って、ラーメン屋は人だらけで息苦しい。急いですすって、すぐに出た。霧雨で撮りづらい。でも雨の街なんてそうそう撮られないだろう。普通の雨の日なんて。

もう一度パターソンを観る。素敵だ。風景を変えてくれる。日常が愛しく感じられる。ハッピーエンドもバッドエンドも、物語の中だけにある。日常は地続きだ。波があるのは、しっかり生活しているということ。毎日を味わっている。

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