いいことあったんじゃない?とてもいいこと。夢で見たんだ。その幸せを大切にしてよ。君はがんばったんだから。

教えてもらった本に出てきたファンクラブの男。なーんだ、僕はこいつなのかって、あの時思ってしまった。僕は憧れるだけで精一杯なのかもしれない。あの目。あの花。あの窓。

イメージ遊び。霞んだ景色。PM2.5なんてハッタリさ。みんな噂されてるだけ。ほら、聞こえるでしょう?耳を塞げば薬はいらない。聞いちゃだめだ。自分の声も知らないのに。メガホンにイヤホンをつけよう。叫びたいことなんて無いよ。って叫んでみたらよく聞こえた。うん、そうだね。うそだね。そうだね。うそだ。そうだ。そうこうしているうちにこんな時間。台所の換気扇はやかましい。みんな寝てるのに。あ、僕は起きてるね。すぐ寝るけど。ほんとだよ。叫びたいことなんて無いよ。そうだね。

「アホのフリして自分なんなん?」「ええ、アホなんです。ところでAHOって何の略でしたっけ?」「アホとちがう?」