足踏み

僕が欲しいものは、きっともう手に入らない。あの頃のあの夜にしかなかった。
新しいのもたぶんあるんだろうけど、今の僕には見えない。それで焦って踏み外しそうになる。今を着実に生きていくことが怖くなってしまう。
本当に信じているのか。目しか付いていない。まだやれるんだろうか。