嫌われたくないから弱ったふりをした。いや、嫌われたから弱ってしまった。どっちでもいい。それはやさしさじゃなかったんだ。
そして逃げ出したら、ずっと続く期待に捕まった。またどこかで会えるような、そんな幻。
遠くても近くても、生きて繋がっていなきゃいけない。後悔したくなければ。スパッと切ることができないなら、逃げちゃいけない。
なんて、今でも思い出すと深刻な気分になるね。たまになんだよ。懐かしさ。僕はこれからもこんな感じだろう。それでもよくなった。もやもやしてても、たぶん生きていけるよ。何か足りないような気分は、ただの贅沢。いつでも満たされてる生活なんて、そんなわけないもん。楽しかったり悲しかったり。波は大きかったり小さかったり。それでも立派なんじゃないか。どうもありがとうミス・マーメイド。 大袈裟で、下らなくて、本当大好きだ。