今年のプレイリスト。今年もいい音楽に出会えた。
スカート - ストーリー
安全地帯 - あの頃へ
スピッツ - ありがとさん
ZABADAK - 北極を探しに
じゃがたら - みちくさ
the milk and honey band - breath
矢野顕子 - home sweet home
空気公団 - はじまり
羅針盤 - アコースティック
スカート - ストーリー
とても優しいあいつが最近自暴自棄になった。何かが終わってぐらぐらになりつつ、また進んでいくストーリー。
安全地帯 - あの頃へ
日本の土、風、草木そして雪。安全地帯の楽曲は所謂和風とは違うけれど、どうしようもなく日本を感じさせる。あの頃とはある特定の思い出だろうか。暖かく、懐かしいあの頃。それはもっと根本的なもののような気もしてくる。
スピッツ - ありがとさん
あんなに色々あったというのに、ありがとさんとはまたラフな伝え方である。こんなに重たい演奏の隙間に囁かれるありがとさん。スピッツはリアルになった。
別に今年のプレイリストに入れる必要もないくらい春には絶対聴いてしまう。このギターフレーズを聴いて冬眠から覚めないたぬきはいない。舞い上がらない綿毛はない。春は浮かれましょう。
ZABADAK - 北極を探しに
俺は一度だけ池の底へ歩いて行ったことがある。そこはひんやりしていて、蒼く澄んだ水で視界はとてもクリアで、不思議なことに呼吸もできたんだ。もちろん夢だったけどね。
じゃがたら - みちくさ
とんだッところでみちくさしちまったーぜッ!!お前の考えひとつでどうにでもなるさ。
the milk and honey band - breath
なんだろうこの躍動感は!吹き抜ける風は!揺れる草々は!ベースもドラムも入っていないというのに、手拍子だけで踊らされてしまう。この十年で骨だけになったTMAHB。おかげで骨の美しさが際立つ。骨だけで十分だったのだ。
矢野顕子 - home sweet home
これも今年に限った話ではない。峠の我が家は秋がいいと思う。母性。温かいシチューが食べたい。
空気公団 - はじまり
始まりは終わらない。この歳になれば君に教えてもらうまでもなく知っているさ。でもそれがこんなにも辛く、ありがたいものだってことは知らなかったな。
羅針盤 - アコースティック
心だか魂だか知らないが、そういったものの位置が移動すると今までピンとこなかった音楽が急に響くようになる瞬間がある。ぼそぼそ歌われる内容は決して明るいものではないけれど、なぜか希望が見え隠れする。