木はどこまでも伸びるんですか?しかし何でまた草みたいに茂ろうとは思わなかったんですか?高さなんて出さなくても光はたくさんあるのに。何?地球の風をかき混ぜるオール?あんた方が?それで高く広く伸びるの?またまたー。

風が吹く。木の葉が揺れている。

木が風をかき混ぜる。風で木が動いているのではない。木が風を漕いでいるのだ。風は運ぶ。川を海を雲を。水を運ぶ。風を創る。木がそれをかき混ぜる。人が木を切る。それまでと違う風が吹く。違うことが起こる。木をすべて切る。すべてが風に流される。擦れ合う風と地面。天と地の繋がりは失われる。

木は天と地とを繋ぐ。天と地は歯車のように噛み合い、回る。

木と歯は似ている。でも地球には上顎が無い。いや、この地面が上顎なのかもしれない。では無いのは下顎か。いや、下顎が無いなんてあんまりだ。元気ですか!も言えない。と言うわけで地球に無いのは上顎でした。めでたしめでたし。でもそれすら上顎が無ければ言えない。そもそも顎って何だ。と、犯人は顎への異常な執着を見せており…プツッ

最近はおかしな事件ばかりだ。