やれやれ俺も歳を取ったものだ。近頃じゃ(笑)などという表現はほぼ絶滅し、代わりに草と表記するらしいではないか。何か可笑しい様を伝えようとする時は草生えるらしい。全く、狂ってやがる…しかしちょっと待って欲しい。そんなことをすれば俺の住んでいるような田舎は常に爆笑状態なのだろうか。無論そうであった場合も(爆)などという表現はしない。草生え散らかすのだそうだ。やれやれ何が何やら。

さてそんな草もまだまだ眠い1月も末、いかがお過ごしでしょうか。どんな導入だよ(草)

小学生の頃、職場体験で林業を選んだ。何故なのか当時の俺に聞いてみたいところだがそれはさておき、その時同行した森の中での体験は今でもよく覚えている。

この町はど田舎という言葉でも足りないくらいのど田舎なのだが、そのど田舎民でもまず踏み入ることのない深い森には、人間の作り出す音が無かった。聞こえたのは風と、それに揺れる木々の葉の音だけ。普段生活しているすぐ近くに神秘的な世界が隠されていた。それは同時に、人間がこの世界のほとんどを隠してしまったことを意味するのかもしれない。

今の俺には人間の営みだって自然の一部だと思える。でももう一度あの世界へ行ってみたい。

というわけで今年はキャンプか登山すっぞ!ひねくれ者だから流行り物抵抗あるけどすっぞ!木に耳当てたりすっぞ!しっぽりすっぞ!しっぽりって初めて聞いた時絶対エッチな言葉だと思ったけどすっぞ!果たして見つかるだろうか。

夢の中のあなたは寂しいような嬉しいような、何か言いたげで、でも今は言葉が見つからない。そんな様子でした。わたしも何も聞かなかったけれど、お互いそこに存在していただけで、何か伝え合えたような気がしたのです。

あのあなたに、野暮ながら声をかけるとするなら、わたしはどこにも行かないよ。